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「しぼる」?「空気を抜く」?筆のそろえ方とは?

「しぼる」?「空気を抜く」?筆のそろえ方とは?

実績&ポートフォリオ

しょうじ書道教室

おはようございます、秋田市のしょうじ書道教室です。

今朝の散歩は穏やかでした。

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今朝は風も無く、歩道が除雪してあって歩きやすい。ありがたや。 pic.twitter.com/fBHXtHxgoF


どなたが除雪しているか分かりませんが、ありがたいことです。

「筆先そろえてね」だけじゃ足りないのか。

習字・書道の練習でもっとも大事と言っても過言では無いのが、

書く前に筆先(穂先)をそろえる行為。

筆先をそろえて起筆をつんつんに出す。これが最重要項目かもしれない。

これが100%出来ていれば、それだけで文字は上手にみえる。

しかしこんな簡単なことが100%できないのも事実。人間って少し不思議(SF)。

さて。

筆の扱いひとつで書く文字の出来は変わりますね。

「筆先そろえてね」と教室の子どもたちにも口が酸っぱくなるくらい何度も言うことですが、

筆のそろえ方を見ていると今一つうまくできていない。何か違う。

筆先はそろっているけどそうじゃないんだよな。これどうしよう、という感じ。

そこで言い方を変えてみました。

「(穂の)全体にしっかり墨をつけて」

「絞るように」

「中の空気を抜くように」

筆先をそろえてごらん。

と、こう言ってみました。

ここまで言ってようやく少し改善されてきました。

「筆先をそろえて」だけだと

“チョンチョン”と、本当に先っぽだけをそろえる子どももいるのです。

それだと筆は書きやすくなりません。

それだと能力を100%発揮できません。

「絞るように」「空気を抜くように」

しっかりと筆先をそろえてください。

そうすると筆はグングンと使いやすくなりますよ。

まとめ。


自分が使う筆は、

・自分専用の武器

なのですから念入りに穂を撫でつけて良い状態を保ってください。

筆は、

新品の筆を下ろしたときから自分の筆を「育てて」いくものです。

マイボールならぬマイ筆。マイブラシ。

なぜか習字・書道の筆には「自分だけの愛しい道具」という愛着が足りない方が多いです。

私なんか自分が使うお気に入りの筆は同じものを数本ストックしておきますし、それが高価で上等な1本であれば他の人には絶対に触らせません。もちろん手入れは自分でこまめに丁寧にやります。

添削用の筆すら、汎山(うちの大先生)がオカしく固めてしまったものなどはすぐに洗ってリセットしています。

自分のかわいい相棒、自分の使いやすいように育てていきましょう。

悪いクセもすぐに穂の状態に表れるので、悪いクセは早く直しましょうね。

基本的な考えからいって、根元は固めない方がいいです。

筆は弾力が命です。毛の短いものがいい人ははじめから穂の長さの短いものを選びましょう。

ここにきてちょっと脱線しますが(笑)、

穂の根元というのは、使っていないようでちゃんと機能しています。

穂の根元の機能として、

・墨をためる役割
・毛の弾力を支える役割

があります。

根元をわざと固めて、この良い機能をわざわざ低下させる必要はありません。

墨をためる機能が低下すれば、墨の出入りがスムーズに行われず“かすれ”の原因となりますし、

毛の弾力を支える機能が低下すれば、はらいやおれなど穂の弾力を活かした線は書けなくなりますし、紙への食い込みが足りなくなります。

※もちろん、こだわりがありわざと根元を固めている方もいらっしゃいます。そういう方々はそれは百も承知でやるのです。

ということで根元を固める、なんてことは初級中級者がやることではないんですよねー。

初級中級者ほど根元を固めがちですが・・・(笑)。ちーん。

筆は根元をよく洗いましょう。筆の洗い方が足りないとこれらの機能が低下し、根元がふくらみ、ぱっくりと割れてまとまらなくなるわけです。

筆のそろえ方&洗い方で快適な書道ライフを!!(なにそれ)

筆の洗い方
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しょうじ書道教室でした!

(最終更新:2021年2月10日)1572 Views
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