書き込み、そして〆切!
今年の秋田書道展、通称さきがけ展。
平成28年 第79回 秋田書道展覧会
11月5日(土)から11月9日(水)の開催。秋田魁新報社さんが主催している全県の公募展です。
小中学生の半紙がそろそろ締切になります。
ここからどのくらい詰めることができるかなー?と気合いを入れたいところですが、子ども達は至ってマイペース。
そこはまだまだ小学生。その日の体調やら気分やらに左右されますからねー。
かえって低学年の方が頑張ったり。低学年って、まだ「手を抜く」とか「要領よくやる」とかできないんですよね。いつでも全力、低学年。
4~6年生あたりになってくると、だんだん知恵が付いてきて、「だって~」とか「今日は疲れてるからー」とか言い訳が入ってきます(笑)。これも成長。
清書を選ぶ
〆切が近いというわけで、私の方も出品準備に取りかかります。
うちの生徒たち小中学生100人(!)が書いた作品から、
各人1・2枚の清書候補を選び。
出品券とリストを手書きし。
出品料のお金の準備をする。
とまあ書き出すとたいしたことは無いようですが、100人がひと月半にわたって書いた半紙が約1000枚ほど。
この1000枚を、
学年ごとに分別 → 名前ごとに分別 → ひとりあたり8~12枚 → 1・2枚に選び → 最終的に1枚に決める
とまあ、やるわけです。あと1回お稽古で書かせますので、また、ひとりあたりが3~4枚となり、その後に最終的な1枚を決めていく、と。
この清書選びがなかなかの作業量でして。
ひとりの作品10枚ほどを床に並べ、立ち上がり、にらめっこ。
半紙の紙質が悪いと、書いた作品の見栄えも悪くなります。
にじみが多い紙、薄い紙、もろい紙、すべる紙・・・。
パルプ半紙といえども、ホントいろいろありますからねー。
教室内で購入する半紙がやはりおすすめ。
半紙も墨も、基本的にウチの教室で購入してもらっていますが、「家にあったからこれ使ってる」とか言われるとダメと言えませんのでね・・・。
墨も、どこで購入したんだか、やたら滲んで用を為さない墨とかあるんですよ。
本人はちゃんと書いているのに、滲んでしまうために起筆とか全てパーになっている作品とか、あるんですよ。たまに。もったいない。
それでも1枚を迷いに迷いながら選んでいきます。
少しでも見栄えのいいもの、バランスのいいもの、ケチのつかないような書き方をしているもの・・・。
「これいいなー」と思っても、名前が雑に書いてあると引っ込めます。
その間、立ちあがったりしゃがみこんだり×100人分。もう足がパンパン。作品の選別眼も必要ですが、体力も使う。
今年度も半分終わりです。
というわけで、こちらの準備は万端。
あとは最後の1回を書いて、最終的に「こっちだな」と清書を決めてシールを貼って出品します。
小学6年生は(おそらく)最後のさきがけ展になると思われます。
なので必死に書く子が多いですね。しみじみ。
今日は月曜日。しょうじ書道教室・桜教室、月曜の子どもたちがさきがけ展・半紙の書き込み、最後となります。今日来れない人は水曜日に来てね。
来週からは通常通りのお稽古。硬筆課題やって、半紙課題やって。
ってまた祝日か~!月曜日!
今週で上期も終わりますね。早い早い。