こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
雨が降ってきたー。
書道界全体図を想像する。
現在の、書道界の全体像ってどんなんでしょうね?
たくさんの先生方、
たくさんのアーティスト、
いろんな方がいます。
私が独断と偏見で妄想してみましょう。
こんな感じでしょうか。
・純書道系
・デザイン&アーティスト系
・教育&生活系
と主に3種類に分かれるのかな、と。
純書道系。
純書道系は、
中国古典・日本古典を根幹に、
伝統的な「書道」を守り後世に伝えていく。
日展という大きな山を目指す。
読売展や毎日展などの公募展で腕を磨く。
師匠と弟子の関係。
ネットにはあまり出てこない。
という感じ。
デザイン&アーティスト系。
アーティストとして活動する人たち。
「表現」を主とする。
時折、文字からも離れ抽象的にもなる。
個人での活動が多く、活動そのものも注目される。
商業書道もここに分類されるかな。
目を引くデザイン、目を引くパフォーマンス、
エンターテイメント性強し。
個人の活動。
カリスマ性とか。あくまで個人。
ネットとの相性はいい。
教育&生活系。
「習字」や美文字。
生活に密着した文字を書く。
一番親しみやすく、とっつきやすい。
きれいに整った文字。
実用的な文字。
端正な顔立ちで丹精込めて書く。
子どもの書写、ペン字など。
先生と生徒の関係。
ネットとの相性はいいので無名な有名人(?)もいる。
みんな、どの要素も持っている。
これら3種のスタイルはそれぞれ独立しているわけではなく、
それぞれ少しずつ重なっている。
どの要素が強いのか、ということはあるけども、
みんなそれぞれどの要素も多少はできる。
うちの教室はというと、
純書道︰デザイン&アーティスト︰教育&生活
4︰0︰6
かな。
まとめ。
さて。
未来の書道はどのスタイルが流行り、どのスタイルが生き残っていくのか。
はたまた新しいスタイルが発生するのか。
この3種のスタイルはどれも甲乙つけがたい。
これから来るであろうテクノロジーである、
・5G(超高速通信)
・AI
・AR、MR(拡張現実)
などや、
社会問題である、
・少子高齢化
・働き方
などとの絡み合いでも変わってきそう。
デジタルな手書き。
5Gが来れば、リアルタイムで遠隔地がつながる。レスポンスも早い。データ量とか気にしなくていい(たぶん)。
コミュニティの在り方が変わるかもしれない。
バーチャルな教室で、遠隔から多数がVRゴーグルを装着して参加、
指導、添削もグループで行ったりする、
みたいなことは“技術的には”可能になる。
100%デジタルで、書く感覚は紙と筆と墨、っていうのもできるかもしれない。
墨と筆、なんて少数派だろうから後回しになるだろうけど、
ペンや鉛筆はもっと早くに100%デジタルになるかも。
VRゴーグルつけて、テーブルにはタブレット。
書いてる先から瞬時にデジタル化。
保存先はクラウド。
でもVRゴーグルは子どもには(現段階では)使っちゃいけないんだって。目の成長に悪いとかなんとか。
手で文字を書くという動作は変わらないけども出力先はデジタル、という未来はありそう。
趣味か仕事か生きがいか。
子どもが少なくなり、教育の中身も変化。
タブレットは小学生から持って、
高校生になるとVRゴーグルも支給、
もしかしたらドローンとVRは免許、もしくは登録制になるのかもしれない。悪用されそうだし。
仕事は、
無くなる仕事もあれば、新たに必要になる仕事もあるので、あまり考えなくてもいいみたい。
でも年齢に関わらずデジタル端末は最低限使えたほうがいいんだろう。
そもそも「働く年齢」なんてもの無くなるのかも。
高校生くらいの年齢で自分の商売しながら学業、っていうのはむしろプラスに受け取られるとかね。
働くことと学ぶことは境界線が無くなっていったりして。
年齢に関係なく、
学びながら稼いで、働きながら学ぶ。
高齢になっても働きたい人は多くて、また学びなおしたり。
デジタル無し老人か、
デジタル有り老人か、
でできる仕事もかわるだろうね。
・デジタル機器を使いこなす
ことと、
・ネットワークでつながる
ということは全くの別問題で、
これはかなり個人差が出そう。
めちゃめちゃデジタル機器を使いこなしながらも、
他人とはほとんどつながっていない人、とか。
それによって生活スタイルも違うんだろうね。
オンライン書道教室かオフライン書道教室か?
デジタル専用教室かアナログ(実物の紙や筆)専用教室か?
どんな形になるのかな?
楽しいなぁ未来の妄想。
みなさんもレッツ妄想!(笑)
しょうじ書道教室でした!