こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
昨日は近所の集合住宅の一室で火事がありました。
火事になった部屋では、
出火当時は無人で、ケガ人などは出ておらずひとまず胸をなでおろしました。
子育て中のお母さんや子どもたちをよく目にする建物でしたので。
(直接でなくても)被害に会われたみなさまお見舞い申し上げます。
我が家はモクモクと昇る黒い煙を浴びただけで特別何もありませんでした。
今朝、外に出るとまだ焼けた匂いが残っています。
子どもの家庭学習やプリント。
火の取り扱いには本当に気をつけましょうね。怖いです。
ところで。
お母さん方、お子さんが書く字を時々見て上げてくださいね。
家庭学習ノートやプリントが
「子どもがいつも書いている字」
をもっともよく見ることができますね。
ていねいに書けば書けるのだけど、
ついつい急いで書いていて雑になっちゃうよ、というのはよくあります。
お恥ずかしいのですが長男の家庭学習ノートです。
普段のノートなどを見ると、
漢字の書き取りには苦労していないようですし、
小4男子にしてはひとまず及第点の文字を書いていますが、このノートはちょっと汚いね(汗)
ていねいに書いていたり、雑だったり。日によって波がありますね。まあ誰にでもあることですね。
昨日見たこのノートで、私が特に気になったのは、
「動」の四角い部分、
四角い部分をしっかり閉じていません。
あとは「時計」の時の日へん。
これもしっかり閉じていない。
しっかり閉じていないので、
「口」と「一」に見えてしまいます。
家庭学習については普段あまりうるさく言わない(キリがないので)私ですが、
ここだけはしっかりと言いました。オイ長男くん。
なぜダメなのか。
「四角い漢字(部品)を四角く書く!」
これは普段のお稽古でも私が口を酸っぱくして言うこと。
ちゃんと四角く書いていないと、
このように
パッと見、横線が3本に見えてしまう。
「時」の日へんも、しっかり書かないと“口+一”に見えてしまう。
これは漢字学習にとってはなかなかのダメージ。
いつもは横線2本のものが、
パッと見3本に見えると脳が混乱しませんか?
いつもは日のものが、
“口+一”に見えると混乱しませんか?
すでに覚えたはずの漢字でひっかかってしまうでしょう。
図形で覚えている。
漢字は文字ですが、図形に近いです。
イメージする形になっていなければ脳は混乱します。
パッと見で判断していますよ。おそらく。
文字は共通認識なので「こういう形のはず」というのがある程度決まっています。
四角い漢字を四角く書かない、
四角い漢字をしっかり閉じていない、
横線2本のところが3本になっている、
などとやってしまったら…。
まとめ。
という理由なのでした。
「字はていねいに」
と何度も言うのは、
しっかり身につくまで「その形」で書く必要があるからです。
それには細かなところをおろそかにしない必要があります。
特に小中学生などは今まさに漢字を覚えている時期。
ここであやふやにしてはいけません。
人生100年のうちの、この10年くらいで
自分で書くひらがなや漢字の形のイメージがしっかりと定着していくことでしょう。
低学年ほど、漢字の部品の元となる漢字をたくさん習います。
漢字は「部品の組み合わせ」ですからね。最初でつまづかないように。
細かいところを気をつけて書きましょうね!
しょうじ書道教室でした!