こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
新4年生の課題「作成」。
当教室、3月の新4年生の半紙課題は「作成」と書きます。
「作成」の「作」がにんべんですね。
今回はこの「にんべん」が主役。
こんな感じ。
ここで「にんべん」を書くときに、
バランスの悪い「にんべん」を書く子がチラホラ。
カタカナの「イ」と同じ形なので、
漢字のこの部分を間違って覚えるという子はほとんどいません。
しかし、
(なんだかバランス悪いにんべん書くなー)という子がいますね。チラホラ。
おそらくカタカナの「イ」をそのまま書けばいいと思ってる。
だからバランスが悪い。
そのまま書いていいわけない。
「女」という字も「くノ一」を
“そのまま書けばいい”と思っているとバランスが悪くなりますよね。
そこはやはり漢字なのですから“そのまま書い”てはいけないわけです。
カタカナの「イ」だと思ってにんべんを書くと、
払いが横向きになり、
その結果、縦線が長くなりバランスが崩れる。
バランスの良いにんべんは、
払いと縦線の長さがだいたい同じくらい。
なので、子どもたちに指導するときは、
「にんべんの払いは下向きにー」
と言ったりします。
まとめ。
にんべんの書き方、まとめると。
・払い&縦線、長さが同じくらいが1番良く◎、
・払いが長く縦線短いのも可。
・払いが横向きで縦線長いのがバツ。
となりますね。
人間の目というのはなかなか優秀で、
知らず知らずのうちにバランスを見ていたりします。
(なんだか落ち着かない形だなー)
という感覚は案外正しいものですよ。
こういうルールを少しずつ覚えていくことで、文字の形が整ってきます。
ひとつ覚えてしまえば、漢字の部品は共通しているので他の字も書かなくても直ってくる、と。
便利ですねー。漢字。
しょうじ書道教室でした!