こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
そうなのかもしれないし、
そうじゃないのかもしれません。
どこかのブログかネットニュースか、で書いていましたね。
ちょっと待ったーーー!!!
これ、本当ですかね?
こういう記事って短絡的なんだよねー。
私個人の経験だと、
うちの書道教室に通ってきていた子で、
学校の成績がいいとか悪いとか、
詳しいことはそこまでは分かりませんが。
ただ、
小中とやめずに書道を続けて秋高に行った子もいますし、
小中とやめずに書道を続けて吹奏楽部部長もつとめあげて南高に進んだ子もいますし、
小学6年生まで書道を続けて南高中等部に合格した子もいますし、
もちろん秋大附属中学校に行った子もいます。
物事をフラットに見るために言いますが、
もちろん小学6年生まで習字をやって、卒業と同時にやめて、
秋高や南高や北高に行っているという子もいますし。
習字を途中でやめた子ももちろんいます。
いろいろいますよ。そりゃ。
字が汚いから頭がいい、というわけではない。
当たり前ですが、
「頭のいい子の中にはものすごい汚く字を書く子がいる」
という話で、
けっして「字が汚いから頭がいい」ということにはなりませんね。
さらに、
「頭が良くて、字が汚い」という子は、テストのときには気をつけて書くことができているはず。
なぜなら、字が汚いと、
誤字・脱字につながるし、
答えが合っていてもバツにされてしまうからです。
「あの子は頭がいい」と周りが評価しているのなら、
きっとテストの成績はいいのでしょうし、ちゃんと回答を書けているのでしょう。
頭がいい子は使い分けができるのです。
ここはベラベラと書いていいところ、ここはしっかりと読めるように書かなければいけないところ、と。
うまく切り替えられる器用さがあるのだと思います。頭いいから。
テレビのクイズ番組で東大の天才と京大の天才が出ていましたが、二人とも整った普通の字を書いていましたよね。
ほら、「テレビに映されるから」切り替えられるんです。
まとめ。
「字が汚い子は頭がいい」
なんて記事を見て鵜呑みにしないでくださいね。
文字というのは、共通認識です。
他の人から見て読めなければアウトです。
たとえメモ程度でも、未来の自分に向けて書いているのです。
そして、文字の形もそれなりに正しく書いておかないと、
パッと見たときになんて書いてあるのか分かりませんよ。
あなたの書いた字が、
お子さんの書いた字が、
もしも、
どこかの偉い人が読むのだとしたら?
憧れの素敵なあの人が読むのだとしたら?
負けたくないライバルが読むのだとしたら?
認めてもらいたい目標にしている人が読むのだとしたら?
テストの採点者が読むのだとしたら?
・誤字
・脱字
・答えがあっているのにバツをされる
・そもそも正確にわかっていないのかも
・書いた自分が読めない
・採点する人が読めない
・印象が悪い
・他の人が、読むのに苦労する
頭がいいなら、切り替えられるはずです。
一瞬で忘れてしまうような事ならメモを取らなくてもいいでしょう。
書いて頭の中を整理するのがノートです。
私はメモ魔のようなところがありますが、メモを読み返したときに文字が乱れているとその中身もスッと入ってきませんけどね。
文字が認識されない感じ。
おろそかにはできませんよ。
文字って怖いんです。
しょうじ書道教室でした!