こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。
1月も終わりですね。
いよいよ2月。
一般の方は年度末ですし、子ども達は学年末。
新しい年度の始まりももうすぐ。
小学生、万年筆計画。
現在、学生部の硬筆でちょっとしたことを実験中。
それは。
万年筆!
学生部の硬筆を万年筆で書かせようと画策。
いまのところ試験的なものなので一部の小学生のみですが。
万年筆に興味がありそうな子たちに聞き取り調査をしつつ、
好みのカラーを聞き出し、
商品が到着。
使用する万年筆は、PILOT KAKUNO。
廉価な割りに書きやすいと評判のもの。
試験的なので半額くらいでご提供。そして名入り。
小学生に万年筆で書かせるメリット。
小学生に鉛筆ではなく、万年筆を使わせるメリットは、
・持ち方が正しくなる
・筆圧の強弱がコントロールできる
・指の動きが良くなる
と、いいことずくめ。
デメリットは・・・特にないんじゃないかなー。
筆圧が強すぎて万年筆のペン先が開いてしまうかも。
・持ち方が正しくなる
万年筆はその構造上、ペン先をやや前に出して、ペンを寝せるようにして書きます。
そうしないとうまくインクが出ないのです。
そしてKAKUNOはペンを持つ部分が三角の軸になっており自然といいポジションで持てるような設計。
ペン先にはかわいい顔も付いていて、書いている間も常にペン先を意識できる。
「顔見えてるかなー?」と声をかけて指導できるのです。
「顔が見えるようにペンを使うんだよー」と。
・筆圧の強弱がコントロールできる
万年筆で文字を書く前に、適当な紙に試し書きさせます。
ペンを寝せて、滑らせるように線を書いてもらいます。
「ペンを紙に置くだけでもインクが出るよ」
と説明して、試し書きをさせます。
筆圧を軽くしてもらいます。
筆圧を軽くするには、力を抜く。
力が抜けて、ペンの持ちかたが直れば、今度は指が動くようになる。
筆圧を上手にコントロールできる。
年長・小1・小2ぐらいは、筆圧をつけるためにも鉛筆のほうがいいかなあ。
筆圧がすでに強すぎる!という場合なら低学年で万年筆もいいかも。
左ききの方は・・・いまのところ対象外に。すみません。
・指の動きが良くなる
指が動くようになれば、文字はもっと書きやすくなります。
持ち方が良くなれば、頭をかしげなくとも書いている字を正面からとらえることができます。
自分が書いている文字を正面からとらえることができれば、文字のバランスに気がつきやすくなります。
これでようやく自由自在に筆記用具を扱える。
あとは文字の形を覚えるだけ。
文字もうまく書けるはず。
まとめ。
試験的導入なので効果はこれから検証です。
個人差があるでしょうが、
“万年筆で、鉛筆の持ち方矯正”
は一定の効果があると思います。
こちらは小2の女の子。興味津々。
ほら、持ち方がいいでしょ?自然とこうなるんです。
やりたい人はお母さんに相談してね。
万年筆の使い方の指導+文字の指導、とちょっとバタバタ。
万年筆なんてすぐに慣れます。
力を抜いて、ペンを寝かせて。
これでしばらく練習してみましょう!
しょうじ書道教室でした!