ふでれん!

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2-2.すわる

前回は2-1.並べるでした。道具を置く順番、いま一度確かめてみてくださいね。

さて、今回は『すわる』です。
やはり習字ですので、できれば床に正座で書きたいところですがもちろんイスでも大丈夫。習字をやる場所がない、イスとテーブルでやるしかない、という場合もたくさんあるでしょう。

うちの教室でも床で書く教室とイスで書く教室があります。

やっぱり床で書くほうが、教える方も生徒のほうもなんとなく落ち着くよねー、ぐらいのものです。

正座のほうが背筋が伸びて姿勢も正しくなるから、書道にはふさわしいのだ!なんていうつもりはありません。どちらでもいいのです。

座る高さ

テーブルとの距離、座る高さはなかなか重要です。
高すぎず、低すぎず、ちょうどいい高さがあります。

それは、「ちょっと低いかな?」くらいの高さなのです。

肘の方が上に

肘の方が上に


テーブルの上に手のひらを置いたとき、テーブルよりも肘の方が上になっているくらいがちょうどいいでしょう。

テーブルより肘が下になっているなら、そのテーブルは高すぎるかも。

肘の方が下に

肘の方が下に

床で書く場合

公民館などに置いてある折りたたみの座卓や、家庭の座卓、これらは座布団で調節できるので特に問題ないでしょう。

習字の練習にはちょうどいいと思います。

正座の時の背筋

正座の時の背筋


でも、昔の製品より今の製品のほうが天板までの高さが高くなってる気がします。座布団に座らせても小1~2くらいだとまだまだ高い・・・。

まだ身体の小さい低学年は昔に買った低いテーブルの方に座らせたりしています。小6の子でも「このテーブルでいいです!」と低いテーブルを好む子もいます。

私も低めの方が書きやすいと思っています。

テーブルと肘で高さを測って、ちょっとテーブルが高いかな?という場合は座布団を2枚重ねるなどして調節してください。

足の悪い方、正座がつらい、という方には正座を補助するイス(例「正座椅子 NEWらくっ子」など)もありますのでいかがでしょうか。

正座補助用の

正座補助用のイス


イスで書く場合

これもテーブルと肘の高さで測ってみて調節します。
しかし、ほとんどの場合が高すぎるのではないでしょうか?

イスの時の背筋

イスの時の背筋


食卓テーブルや会議室に置いてあるテーブルとパイプイス・・・。どれも高い感じがします。

正座の座布団と同じように、イスの場合も座る高さを調節します。

これは「ジョイントマット」というものがおすすめです。
ホームセンターなどで何枚かセットになって売っています。
これだと自分の好みの高さになるまで、枚数で調節できるので便利です。

足の悪い方は正座よりイスで書く方が楽ですもんね。

イスの時の座り方

イスの時の座り方


イスで書くときには背もたれに寄りかからず浅く座って書いて下さい。

背筋を伸ばす?!

正座にしろイスにしろ、習字のイメージでしょうか「背筋をピーン!」とさせて書かなければならない!と思い込んでる人は多いのではないでしょうか?

背中を曲げてもいい、というわけではありませんがとにかく普通にしていてください。
突っ伏すようになってなければそれでいいのです。

背筋はそらせない

背筋はそらせない


背筋を伸ばそう!と躍起になっていると腰を痛めます
背筋はそらせない

背筋はそらせない


腰をそらせるように、というのでしょうか。
正座でもイスでも腰をそらせるように座ると腰が痛くなります。

甲野善紀さんの本だったでしょうか・・・体育で整列するときや走るとき、背筋を伸ばすようになったのは西洋から入ってきたもので、あれは単に遠目で見たときに見栄えがいいように西洋ではそうしている・・・云々。
ヒトの身体、本来の背中はゆるーく曲がっているのが自然な状態だとかなんとか。
(注:うろ覚え)

私も腰痛持ちなので、長時間座って書くときは腰を緩めるようにして書いています。

習字だからといってあまり張り切らず頑張らず、らくーに書いてくださいね。

まとめ

・できれば床に正座で書きたいですね。
・イスで書くときは浅く座ってください。
・正座がつらい方には補助用のイスを。
・背筋は伸ばさない、そらせない。

次回は2-3.持ち方です。習字は持ち方が一番大事!!かもしれません。持ち方って書く字にモロに出てきます。書きやすい持ち方を説明していきます!

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