BLAUBLITZ’ AKITA.
以前も紹介しましたが、秋田のJ3リーグサッカーチーム・ブラウブリッツ秋田の非公式横断幕です。
これは、私の同級生がブラウブリッツ秋田のサポーターリーダーをやっている関係で依頼され、毎年揮毫しています。ムーミン頑張れ!
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深の文字
前回、画像が見つからなくご紹介できなかったDF4深井 脩平選手のダンマク画像がこちら!
ズドーン!!!
かなりの大きさに見えますねー。横断幕ですからねー。作る方も大変だ、こりゃ。
一番左に書かれている1文字は「深」の字。篆書風で書きました。もうちょっと詳しく言うと篆書のなかでも“印篆”というもの。印篆っぽくしてみました。
そして、「深溝高塁」は依頼者であるサポーターリーダーのチョイス。
深溝・・・深いみぞ
高塁・・・高い城壁
で、固い守りであるというような意味だそうで。こちらは隷書風に書きました。
篆書にしろ隷書にしろ、その時代にその漢字が使われていなければ「正しい書体」で書けないのでありまして。なので○○風となっております。
深井脩平選手の“深”の字、深溝高塁の“深”の字。共通する1文字を左に大きく篆書風に書いたところが今回のポイント。
自由課題が一番難しい
この横断幕でいつも迷うのが、選手の名前と、キャッチコピーと、どちらを大きく書けばいいのだろうか?というところ。
私達、書道をやっているものからすると、そこはやはりキャッチコピーである「言葉」を大きく書きたくなる。
しかし、横断幕というものは選手を応援するものであるから、その慣例からいくと「選手名」が第一となるようなのです。
「そこらへんはお任せしますよ!」と依頼者は軽ーく言ってくるのだが。
こういう、“依頼モノ”というのは細かく指定してくれた方がこちらは書きやすいのですよ・・・。(書くこと以外で悩まなくていいからねー)
定型が無いということは、バイブルが無い、拠り所が無いので、書いていると(本当にこれでいいんだろうか・・・)と冷や汗をかくのです。
まあ、その分色々できるので「ちょっとこれは無いな・・・」というものも今後は書いてしまうかもしれません。
手書き横断幕というものが今は少ないようですが、今後増えていけばそれはそれで面白いかも。
ということで依頼、お待ちしておりまーす!
(自己の勉強のため何でも書くつもりではおりますが、納期には余裕を持ってお申し込みを。)