ふでれん!

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文字の並べ方、定番もあるけどそれだけでもないようで。

文字の並べ方、定番もあるけどそれだけでもないようで。

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しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。

子どもの条幅作品のまとめ方。

このような学生用条幅作品のまとめ方には定番があります。

・上の文字は小さめに、

・下の文字は大きめに、

ということ。

これは作品を壁に提げたときに、

・アタマでっかちに見えないように、

・下部が窮屈にならないように、

するためです。

それでも文字による。

それでも全部が全部そう書くわけではなく、

そこはやはりすべての文字が“自然に”見えるように書くわけです。

たとえば“自然”という言葉なら、

“自”は、ちゃんと縦長に見えるように書き、

“然”は台形の形に見えるように書きます。

自然の美。

自然の美という言葉なら、

この「自然の美」の場合は、

定番の書き方「上を小さく、下を大きく」で書くといいですね。

ながれ星。

次の「ながれ星」はどうでしょう。

こういう文字の並びなら、

・ひらがなを小さく

・漢字を大きく

書いたほうがいいでしょうね。

「ながれ」を小さめに、

「星」をデカデカと書く。

萬里白雲。

この「萬里白雲」なら

萬、雲を大きくして、

里、白を小さくしたほうが、

自然な大きさに見えるでしょうね。

あえて定番を外す良さもある。

今回私が手本を40枚ほど書いて気づいたことがありました。

それは、

・アタマでっかちに書くと迫力が出る

ということでした。

アタマでっかちに書くと、

下部が詰まって窮屈になる。

窮屈になるけども、“迫力”は出る。

これは覚えておこうと思いました。

うまくまとめるだけが書き方ではないのかなーと思いました。

これももう少しなんとかできそう。

まとめ。

これも先週土曜のお稽古で書くことが決まった滑り込みの子のお手本。

これは定番の書き方、「上を小さく、下を大きく」で良さそう。

そしてもう一人、

これなんかは、

“吾”をもっと大きく書いてもいいかもしれない。

心、在、太、など横に広げて書けるものはそれだけで大きく見えるので、

吾を大きく書いて、

心、在、太は小さめに背を低くし、つぶして幅広く書いて、

古を大きく書く、

というまとめ方ができる。

学生用といえどもまだまだ工夫するところはありそうです。

自分の作品作りと一緒だなー。

手本書きは奥が深い。

しょうじ書道教室でした!

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