ふでれん!

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2016年 秋田書道展 半紙 小3・小4

2016年 秋田書道展 半紙 小3・小4

続いて小3・小4の半紙課題を解説!
(※これらのポイントは、当教室独自の解釈です。私は審査員ではありませんのでご了承を。)

小学3年生

2016sakigake_syo3
(※注意!!数字は書くに当たって気をつけたいポイントです。書き順ではありません。)
小3の課題は「水玉」。簡単そうな難しそうな・・・。
他には「大小」という課題も選べます。「水玉」か「大小」選べる課題。
当教室では今年、見栄えが良さそうな「水玉」を選択。
2016sakigake_syo302

ポイント1

◎水、たて線は細めに!
水の1画目、たて線は少し細めを意識してください。
これが太いとどーにもこーにも・・・。
2016sakigake_syo302mizu

ポイント2

◎水、少し上!
水の3画目、右上にある短い払いです。
これを少し上に書いておく。ここが下がる子が多い多い。

ポイント3

◎水、左右の払い!
水の左右の払いをバランス良く。
左払いを見ながら同じくらい開いて下さい。

ポイント4

◎玉、ふせを入れて長く!
玉の4画目、一番長い横線にはふせを入れる!
これは基本中の基本なので必ず!

ほとんどが基本の横線で構成されている「玉」の字、横線がおろそかだと超目立ちます!
2016sakigake_syo302tama

難易度S!!

ここはS級に難しいポイントを!できれば挑戦してみてね、という感じです。
◎玉の1画目、そり!

よくワンセットで教わる「そり・ふせ」。
これは横線を良く見せるための基本テクニックですが、子ども達にとって「ふせ」は割と簡単にできるようですが、「そり」はかなり難易度が高いようです。

小3で「そり」を決めるのはかなり難しいかと思います。
単なる右上がりでなく、ほどほどに横まっすぐに見えて、尚且つ「そり」が入っている。
チャレンジしてみて下さい。

小学4年生

小学4年生、課題は定番の「左右」!
2016sakigake_syo4
「左」と「右」は似ている字ですが、字の形も書き順も違いますよ!
2016sakigake_syo402
(※注意!!数字は書くに当たって気をつけたいポイントです。書き順ではありません。)

形と書き順、頭の中にたたき込んで書きはじめましょう!

ポイント1

◎左、長い左払い
「左」の左払いは、上から下まで長く書くところです。
これが短いと「左」の形である台形になりません。
2016sakigake_syo402sa

ポイント2

◎左、横線の間隔!
「左」の字、払いの中に横線3本が入っています。
この横線の間隔(間の取り方)に注意です。

ポイント3

◎左、ふせ!
「左」の最終画、やや短い線ですが「ふせ」を入れる。
長い線で「ふせ」を入れるより短い線で「ふせ」を入れる方が難しい。

ポイント4

◎右、短い払い!
「右」の左払いは「左」の左払いとは違い、短く!(書いていてややこしい!!)
「右」の1画目になりますよ!
2016sakigake_syo402yu

ポイント5

◎右、細く長く!
「右」の横線は、細く長く「ふせ」を入れる!
細く長く、それでいてピシッと「ふせ」を決めるのは難しいです。

ポイント6

◎右、口の大きさ!
「左」の時は横線の間隔に気を付けましたが、「右」の場合は口の大きさに注意。
口にも横線2本入っているので横線を意識すればつかみやすいと思います。

もちろん口を書くときの“お約束”は確実に。

難易度S!!

ここはS級に難しいポイントを!できれば挑戦してみてね、という感じです。
◎左、工の足!
“工の足”という言い方が適切かどうか分かりませんが、まん中の小さいたて棒です。
2016sakigake_syo402sa
起筆を強く、少し左へ流すようにするとカッコイイですよね!(書写体ではありませんが)

苦手な人は工藤さんにコツを聞いてみましょう(?)。
2016sakigake_syo402

遠目から見たときに“左右”の字の形がついていればいいかな、と思います。
「左」の払いは長く、「右」の払いは短く、
「左」横線は短く、「右」の横線は長く、
が定番です。

(※これらのポイントは、当教室独自の解釈です。私は審査員ではありませんのでご了承を。)

さて、次回は小5・小6です!

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