ふでれん!

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持ち方コラム②

持ち方コラム②

持ち方コラム①もどうぞ。

持ち方を直したい!

筆でも鉛筆でも、持ち方を直すのは本当に時間がかかります。

しかも学年が上がるにつれ矯正するのが難くなっていきます。

子どもであれば、できれば低学年のうちに身に付けられればいいのですが。

ポイントは
家庭での声かけ
なのだと思います。

週に1回の習字教室で指導しても、効果なんてたかがしれています。
(もちろん指導はしていますけど)
大事なのは家庭で気にかけてあげること。

家庭で宿題をやっているときに、ほんのちょっと、ほんのひとこと、

やさしく、マイルドに。それとなく。

持ち方について声をかけてあげてください。

ほどほどに、気長に

子どもも1年生の時に学校で言われているので、本当は知っているんですよ。正しい持ち方。

でも学年が上がるにつれ、勉強量が多くなり、板書が多くなり、ノートに書き写すことが多くなり、宿題が多くなり。

文字をしっかり書くことよりも、スピードが求められて。
字の形は崩れていき・・・。
持ち方はおかしくなり・・・。

それはわかるんですけど。自分もそうだったので。

声をかけるときに注意したいのは、

「あまりうるさく言ってしまうと」鉛筆を持ち始めたばかりの年長~1年生ぐらいの子なら、

書くこと自体が嫌になってしまうおそれがあることです!

それだけは避けたい!
どんなにおかしな持ち方をしていても、書くのが嫌いにならないでほしい!

赤ちゃんがクレヨンをグーで握ってぐちゃぐちゃ-!!って。
それはもう楽しそうにやりますよね。

4・5歳の子が、フニャフニャの線でジャガイモみたいな絵を描いてきて、そこに「おかあさん」らしき字を書いてるとか。

もうたまりませんよね。親から見ると。

書くのが楽しい!!ってそこが原点なんです。

真っ白い大きな紙にバーーっと。

3~5歳くらいなら

3歳を過ぎて、書くことに興味がでてきたらどんなものを準備しましょうか。

どんなものでもいいので、太いものがよいでしょう。自然といい持ち方になります。
普通の鉛筆は、細すぎて持ちにくく、先端もとがってしまいちょっと不安です。

クレヨンやクーピーなど色鮮やかなものだと楽しさも倍増。

こういうものをはじめに買ってあげるといいのかもしれません。

そして、ひらがなの練習もいいのですが、それよりも大事なことがあるんです・・・。

それは・・・

塗り絵!!

塗り絵はとてもいい練習

年中くらいですと、まだまだ指の力ができていません。
指の力が足りないので、筆圧は弱く、線はふらふら。

はじめに指の力が付くように、塗り絵でぐりぐりやりましょう

はみ出したって、雑だって、なんだっていいんです。

チラシの裏でもなんでも。
お母さんがリンゴの絵を描いて、「これに何色塗るー?」もいいですね。

もちろんちゃんとした「塗り絵」もいいですけど。それはひらがな練習してみよっかな?ぐらいの時期で大丈夫。

もしひらがなの勉強をしたいのなら、ひらがなが全部「読める」・カタカナが全部「読める」ようにしておいてはいかがでしょうか。

ものの名前を覚えたり、数を数えたり、絵本を読んだり。

このくらいの時期は、クレヨンでぐりぐり、で十分。

ぐりぐり、ぐりぐり。
お料理すること食べること。

塗り絵、たくさんやらせてくださいね。

年長~就学前後くらいなら

年長くらいになってくると、ひらがなに興味が出てきて、少し書けるようになっているかもしれません。
もちろん人それぞれですが。

このくらいですと、「塗り絵」の本や「迷路」とかを普段からやっているといいですね。
塗り絵や迷路は、保育園や幼稚園でもきっとやっているでしょう。

塗り絵を多くしていれば、指の力もそこそこについてきていると思います。
そろそろひらがなの練習や鉛筆書きもいいですね。

鉛筆なら三角鉛筆がいいでしょう。
太い三角鉛筆が売っていますのでそれをどうぞ。

太い鉛筆用の鉛筆削りも必要ですね。
もちろん親御さんがカッターで削っても構いません。

ちなみに専用の鉛筆削りは先っぽがつんつんになるまで削れないよう調整してあります。

正しい持ち方を身につけるきっかけは、やはり新1年生という目標。

鉛筆の持ちかたを意識させるのは、やはり入学の前後がちょうどいいのかなあと思います。
「学校でも持ち方の勉強するんだよー」と、あくまでかるーく。

嫌がられないよう気をつけて・・・。

就学前までに、ひらがな・カタカナ・数字を読めるように、そして自分の名前をひらがなで書けるように、“春休みのうちにできるようにしておいてください”と、小学校の入学説明会でも言われたりするようで。

春休みになってから慌てて覚えさせようとしても、子どもは嫌がるばかり。そればかりか、持ち方までうるさく言われて・・・。

いきなり“勉強ってヤダ”になっても困ってしまいます。

ここでもし就学前までに間に合わなくても、後からいくらでも取り返すことはできます。
勉強そのものが“イヤ”になってしまわないよう、細心の注意を払っていきたいですね。

持ち方の注意はほどほどに。

たどたどしい字で「おとうさんいつもありがとう」とか。
いつまでも親の宝物ですよね。

ちなみに、正しい鉛筆の持ち方は・・・

このコラム、最後までお読みください!
(と、一応もったいつけて・・・飛ばして読めばいいことですが)

力の入った指の力を・・・

塗り絵をしっかりやって指の力がつき、筆圧も十分になったら今度は「ちょうどいい力」で書く練習です。
たぶん、ほとんどの子が力の入れすぎ。

指に力を目いっぱい入れて、ぐわーー!!っと。指先が白くなってる!
これも当然。そういう練習してきましたから。
ぐりぐりで筋トレしてきたんです。指の筋トレ。

今度は力を加減することを練習します。

「すこーし力をぬいていいよー」

と声をかけてあげてください。

ひらがなの練習を始めてもいいですし、「塗り絵をキレイに塗る」ように気をつけるのでもいいでしょう。
丸や三角、四角、ハート、などなど「形の概念」っていうんですか?
そういう形を書けるように練習するのもいいですね。

少し力を加減して、スムーズに指が動くように。

ひらがなに限らず、いろいろ書かせてみましょう。
大きい丸の中に、もうひとつ丸を書く。
同じ大きさの丸を3つ書く。

四角や三角を書かせても、おもしろい。
ちゃんと線がつながらない。スタートとゴールがくっつかない。
線がくっついていなくても、子どもは「できたー!!」って大喜び。

(このくらいの子ってそうなんだなー)と楽しい発見です。

○をくるくる何回も塗っていく練習もいいですね。塗り丸っていうのかな。
指の関節が少し動きながら、はみ出しながらもまるーく塗れていれば100点かな。

ひらがなの練習は、いきなり全部書けるようにするのも大変なので少しずつ。
書き順のこともありますし、その子の性格を見極めながら。

最初は自分のなまえだけ。

次は名字+名前。

その次は、おかあさんの名前。

とか楽しみながら増やしていってみてください。

「あいうえお、からやろうねー」なんて、あまり賢いやりかたではありません。

一番はじめの「あ」なんて、指導する方も苦労する、とても難しいひらがなです。

それでも、自分の名前に「あ」が入っているのなら「あ」の練習はしましょう。
なんといっても自分の名前ですからね。

ちょっとでも書けたら
「すごいー!!」
「さっきよりうまいよー!」
と、ほめてあげましょうね。

少しずつ少しずつ。
この時期は、持ち方のことはかるーく言う程度。
書き順のほうが大事かな。

横線は左から右へ動かすんだ、とか
たて線は上から下へ動かすんだ、とか。

ごくごく基本の事を。

ひらがなの「はね」とか「はらい」とかはもうちょっと後で。
もちろん、ちゃんとできる子もいるでしょうけど。

「はらい」なんかは本当に難しいらしいですよ、子どもにとっては。
頭で分かってても指が動かない感じのようですね。

大丈夫です。そのうちちゃーんとできるようになりますから。

ちなみに、ひらがなをおぼえてくると、左文字(さもじ、鏡文字ともいいます)を書いたりします。
鏡に映したようにひっくり返して書いてしまう。

これも2年生くらいまで普通に見られますのでご安心を。

「あれ?ひっくりかえってるよ(笑)」くらいでOK。
そのうち直ります。

成長って面白い。

ほほえましい字から上手な字へ

たどたどしく書くかわいらしい字とお別れするのは寂しいのですが、それは我が子の成長として・・・前に進みましょう!
(ですので、かわいらしい字でのメッセージやお手紙など、年中・年長あたりでたっぷりもらって保管しておきましょうね!

ひらがな、カタカナがだいたい書けるようになっていたら、もう少し「持ち方」に重きを置いてもいい頃。

いい持ち方 = 上手な字 です!

小1~小2くらいなら

子どもが成長して小1になり、ひらがな・カタカナを覚え、漢字も書くようになってくると
(ウチの子の字・・・もうちょっとなんとかならないかしら・・・)とか思えてくるんですよね。

親って身勝手だなーと我ながら思います。
(ウチの長男は、2016年現在まだ小1なりたてですが、私は早くもそう思ってしまいます)

持ち方なおそうねー、長男くん。

うちの教室でも、ここ最近は三角鉛筆で硬筆の練習をさせています。

以前はグリップ式のものを付けていましたが、習字にくる子ども達せっかく付けてあるものを

  • ずらす
  • はずす
  • はずしたもので遊ぶ

と、なかなか定着しなかったのです。

ですので、今は三角鉛筆。
本当は硬筆作品ですので、6Bの濃いもので書かせたいのですが、三角鉛筆の6Bは無くて。
(メーカーさんお願いします!)

小学校に入ると、学校指定の鉛筆がありますが、家庭では普通の三角鉛筆がいいでしょうね。
そしてなるべく濃い色を選んでください。

持ち方はいつでも、気がついたら、やんわり言ってみてください。

まだ年長さんくらいでも、こう持つんだよーと言うと「これでいい?こう?」と覚える気マンマンの子もいれば、

小学校2年生の元気な男の子が、
(おれの手持たないで!好きに書きたいの!)
と無言でイヤイヤ、手を振り払う子もいます。

本当に千差万別。あとはその子の性格にあわせて。

言い過ぎず、少し距離を取りながら、ほどほどに。

書き順を守り、「とめ」「はね」「はらい」をしっかりと確認させて。
ここははらうんだよ、とちゃんと意識させます。(できるできないは別として)

美しいひらがなを書くには、

書き順 + 持ち方です!

書き順通り順序よく、流れをつけて、指も力は入れすぎずほどほどに動いていれば、美しい字まであと少し!

美しい形を覚えることよりも、書き順と持ち方で決まるようなところもあるんです。

小3~小4なら

この学年の子ども達、とても素直に言うことを聞いてくれます。

外部の先生だから特に言うことを聞いてくれる、という部分はもちろんあるでしょう。
それでも他の学年にくらべて比較的どんなことでも素直に聞き入れ実行してくれます。

頭と身体がリンクしてくる、という感じでしょうか。
低学年は、まだひとつのことで手一杯。二つ同時はちょいと厳しい感じ。

習字の伸び盛りもこの学年。
なので、習字をやるなら1・2年生あたりから始めて、慣れてきた頃に3・4年生になっているとちょうどいいかもしれません。

そして5・6年生で定着する・・・といいのですが。

(※もちろん個人差はありますし、書道教室での姿だけの話ですが)

小5~小6なら

さて、この学年。
この学年はなぜか自分の力や努力をセーブする傾向にあるように感じます。

まだそんな年頃じゃないのに・・・。

何事も面倒くさがります。

いままでちゃんとできていた、起筆45度に止める、というのも省きがち。

これはたぶん、知恵がついてきて、何事も効率化したい気持ちがあるんじゃないかなーと素人ながらに感じます。

「先生ー!今日つかれたー!」と先手を打ってくるのもこの学年。
賢いんです。この子達。
なるべく楽しようと無意識のうちに作戦を立てている。

これは特別悪いことではないかな、と。
たぶん、私自身はじめみなさんもそうだったんだと思います。
自然な成長。ほんと面白い。

この学年、持ち方を指導しても直す気なし。
いつもの持ち慣れたオリジナルの持ち方でガンガン書く。

書くは書くのでいいのですが、やはり持ち方がなっていないのでいつも同じ字の形。

この学年は理屈で攻めます。
「こう持たないと指先のコントロールができないでしょ!」
「力をいれすぎているんだよ。筆圧がわからないでしょ。」
「筆はいつでもまっすぐ、力をぬいて。指3本なかよくして!」
「小筆も鉛筆も同じだよ!先っぽは前!!」

この学年、理解が早いので納得すると直ります。
口で説明すると直ります。理屈と理解。

まあでも、1週間後もとに戻ってますね。たいてい。

なので、家庭での声かけが大事。
家庭で声をかける場合も、持ち方から言ってみて下さい。

根気よく、少しずつ。嫌にならない程度で。
時間はいくらでもありますから。

中学・高校生なら

中学以降は、部活で上下関係をしっかりやってくるので、受け答えもしっかりし、先生の指導に対してもちゃんと聞き入れます。

中学・高校でも書道をやりたいと思ってきているので、もちろん「上手になりたい!」という意識が強いです。
こうなるとこちらもいくらでも難しいことやレベルの高い内容指導していきます。

持ち方・書き方も直っている場合が多いです。

いくつになっても

大きくなってからじゃ、遅い?
大人は?自分は?

少し難しいかもしれません。

でも、不可能ではないんです。

箸の持ち方だって
「いい歳になってこんな持ち方、みっともないから直した」
という大人の方もひとりやふたり、聞いたことがありますよね。

経験者は語る・・・

じつはわたしもその口でして。
箸の持ち方は高校生のころ、なんとなーく直してみました。
時間がありますからね、高校生とかは。

「両利き」になれるように数日、左手でご飯食べたり。

“豆を箸でつまんで隣のお皿に移していく”ゲームをテレビでみたりすると。
まあやってみるじゃないですか。高校生って。

そんななノリで直しました。

そして、ペン(鉛筆)の持ち方は、
書道塾で生計立ててみようかな・・・と思ってからです!

小学校6年生でも、大人でも、持ち方は直ります。

その気になるか、ならないか

書道塾で生計立ててみようかな、と思ってからは、やはり(どうやったら上手に書けるのかなー)と考えることが増えました。

そのなかで、
「持ち方はやっぱり大事だろ」
と、その気になったんですよね。

ペン・鉛筆はこうだな、と。

筆はこうだな、と。

それで、直りました。自分で直しました。

子どもでも大人でも、その気になれば早いです。
その気になればストレス無くスムーズに直ります。

持ち方、大事!!

持ち方がいいと字は上手くなる!

と私は思っています。
筆でもペンでも、鉛筆でも。

というか、逆に、
その持ち方によって書かれてくる文字が決まっている
とも思っています。

ちょっとわかりにくいかも。
その持ち方だから、書かれてくる字がそういう字になるんだよ。という。

持ち方ありき、とでもいいましょうか。

なので、上手に字を書こうと思ったらまず持ち方を気にしてみましょう。

誰でも、すぐ簡単にできる鉛筆の持ち方!直し方!!

こんな書き方をすると、見てくれる方が増えるそうで。やってみました(笑)
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  • 親指・人差し指・中指、3本をなかよくさせて、くっつける。
  • その3本で鉛筆をつまむ。
  • さきっぽは少し前に出す。

これで書いてみてください。
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エクササイズも参考にしてみくださいね。
エクササイズ1
エクササイズ2
エクササイズ3

これで終わりです。
ありがとうございました。

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