ふでれん!

Read Article

子どもの課題を黒でマジメに書いてみる。

子どもの課題を黒でマジメに書いてみる。

このサイトについて

しょうじ書道教室

こんにちは、秋田市のしょうじ書道教室です。令和まであと5日。

子どものお手本。

海づくり大会の書写コンも大詰めで。

子どもたちも気合いを入れて書いている。

練習もしてきたし、枚数もまあまあ書いている。

それでもなかなかうまく書けなくて。

自分ががんばるしかないよね。そんなもんさ。

結局のところ自分との戦いだし、

言い訳したって意味ないし、

自分との対話なんです。書道。

朱色のお手本は生徒からはどう見えているのかな。

当たり前ですがお手本は朱色です。

お手本っていうのは、

指導者が、

「基本設計はこんな感じー」

ということを書いているわけで、

お手本そっくりに書いて、

それがそのまま作品になるとは保証していないのです。

お手本はあくまで

・設計図

・楽譜

みたいなもん。

小学生のお手本も。一般のお手本も。

作品まで仕上げるのは生徒自身。

そして今日、ふと思ったのは、

・朱色の文字

・黒色の文字

って見た感じがけっこう違うのかな?と。

見た印象っての?

色によって膨張する色とか締まって見える色とか、あるでしょ?

どう見えているんだろう…。

黒い墨でマジメに書いてみた。

というわけで、試しに子どもたちの海づくりの課題を書いてみた。

「うみ」比較。

厳密な比較画像でなくて申し訳ないのですが。

こんな感じ。

どうだろうか。

「豊かな海」比較。

こちらも。

並べてみる。

ふーむ。

「海の恩恵」楷書、比較。

朱色と黒色。

黒色はけっこうマジで書きました。数枚だけど。

「海の恩恵」行書、比較。

こちらも朱色黒色比較。

筆も紙も墨も全て学童用で書きました。

まとめ。

というわけで、みなさんにはどう見えたでしょうか。

やはり「黒色」が強く、大きく、見えませんでしたか?

でも黒色って締まって見える色ですよね?本来は。

不思議なものですねー。

私みたいなヘタにこなれた人間が書くとこんなもんですが、

子どもが必死に真っ黒に書いてあるのを見るとかなわないなと思います。

白と黒ってのはなんとも言えない魅力があります。

書の世界の白と黒は

「モノクロ」

のひと言では伝えられないものを持っています。

すごいなー。しみじみ。

カラフルで鮮やかなものも好きですけどね!

しょうじ書道教室でした!

Return Top