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上達する道筋に自分という障害物を置いていないか。

上達する道筋に自分という障害物を置いていないか。

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しょうじ書道教室

こんにちは。しょうじ書道教室です。

発送準備に追われる。

毎月毎月、20日前後はバタバタになります。

昨日も新しい本を子どもたちに渡すための準備ができ次第、

10月課題の発送準備です。

課題を書いていない子どもがわずかにおりました。

うーん。

社中展作品制作を優先したからなー。仕方ないかな。

もし間に合えば、別便で発送します。

真似をすることの難しさ。

習字・書道とは基本的には、

「お手本の真似」

をすることで覚えていきます。

子どもはもちろん大人の方もそうですが、

上達の邪魔をするのは、

「いつも書いている自分の字」

から抜け出せないこと。

これが初心者・中級者の壁。

「見えているようで見えていない」

ということを自覚するところからはじめないといけません。

自己をいったん捨てる。

わりと古い歴史のあるお稽古事に共通しますが、

「いったん自己を捨てる」

ということをやります。

(子どもにはここが難しい!)

とにかくお手本そっくりに書けるようにする。

お手本を完全コピーできるまでとことん分析していきます。

もしあなたが上達できないとすれば、それは自分を捨てきれないでいるから。

どこかで「私ならこう書くわ」というこだわりがある。

何も考えずに真似をすることに集中する。

はじめて数年くらいで個性は出さないほうがいい。

むしろ隠しても隠しても出てくるのが自分の個性だと思えばいい。

自分を捨てて、

師匠のお手本とのシンクロ率が90%くらいまでになったら、

自分を出すことを考えればいい。

そこまで真似できれば、また違う風景が見えてくるってもんです。

持ち方、書き方、文字の形、師匠がよく見ている本…、

何からなにまで真似ていくと、

結果的に「師匠が何をやっているか」という理解が進みます。

そのときあなたの技術はかなり上がっていることでしょう。

まとめ。

「そっくり真似ができる」

小説などのフィクションの話ですが、

贋作師やニセ札作りの話を読んだことはありますか?

時代背景から材料まで、そっくり同じものを調べ上げてきて、

その偽物作りをする人間は腕前が超一流。

そこまでやって見分けのつかない偽物が出来上がります。

イラストやマンガでも、トレースをして学びます。

書道でも臨書という勉強法があります。

臨書で言えば、

古人が憑依したかのようにその人物になりきって臨書をする人もいたそうですよ。

「ただ真似をする」

ってことを軽く見ないようにしたいですね。

しょうじ書道教室でした!

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